演劇『戦略的な孤独』日タイバージョン
作・演出 矢内原美邦
11月6日(金)~11月8日(日)@トンローアートスペース
国際交流基金バンコク日本文化センターは、トンローアートスペースとの協力のもと、第56回岸田國士戯曲賞受賞作家・矢内原美邦氏の作・演出による演劇作品『戦略的な孤独』日タイバージョンを上演いたします。
本作『戦略的な孤独』は、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を題材に、矢内原氏がそれを「自ら孤独を選んだ人々の物語」と読み解き、登場人物がそれぞれの「憧れ」を抱くことをきっかけに変わっていく孤独な姿を、現代に置き換えて描いています。 2013年に日本で初演された本作は、震災後の日本社会に疑問を投げかける矢内原氏の批判的な視点が描かれた斬新な会話劇であり、今回、タイ人女優2名、日本人女優1名により演じられる、日タイバージョンに生まれ変わります。 2015年度文化庁文化交流使に任命され、東南アジアでの活動を展開している矢内原氏が、1か月間タイに滞在し、日タイの女優とともに、震災後の日本という特殊な背景を、タイの観客にも伝わる普遍的なメッセージにすべく作品制作に挑んでいます。
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