第39回日本映画祭～テーマ「Shapes of Love」～

日本映画祭 2016

～Shapes of Love（愛のカタチ）～

©「ラブ＆ピース」製作委員会

国際交流基金が主催する、年に一度の「日本映画祭」が開催されました！

2016年は「Shapes of Love（愛のカタチ）」をテーマに、国際映画祭での受賞監督の最新作を含めた新作・近作を中心とした幅広いラインナップの9本の映画をお届けしました。設立以来40年以上、タイで日本映画祭を実施している国際交流基金バンコク日本文化センターですが、本回は、バンコク都、チェンマイ県に加え、コンケン県とスラタニー県でも初開催することができました。

オープニング上映は、ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞受賞監督である園子温氏のオリジナル最新作『ラブ＆ピース』のタイ初上映となりました。バンコクでのオープニングイベントでは、日本から映画批評家の金子遊氏をお招きし、『ラブ＆ピース』など今回の上映作品を題材とした、日本　映画に見る日本的な恋愛や青春、サブカルチャー、今日の日本映画事情などについてお話をいただき、会場を盛り上げました。

『ラブ＆ピース』の他にも、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞等を受賞した橋口亮輔監督の『恋人たち』や、山下智久さん主演の少女漫画を映画化した『近キョリ恋愛』など、様々な愛の形に思いをめぐらせたり、心ときめかせたりしていただけるセレクションとなりました。全作品タイトルにタイ語・英語字幕をつけており、タイ人や他の国のご友人の方々もお楽しみいただける日本映画を提供して参ります。来年もどうぞ、お楽しみに！

特別トークイベント概要

『ラブ＆ピース』、『百瀬、こっちを向いて』など、今回の上映作品を題材とした、日本映画に見る日本的な恋愛や青春、サブカルチャー、今日の日本映画事情などについてお話しいただきました。


	ゲストスピーカー：金子遊氏映画批評家、慶應義塾大学非常勤講師映画批評家、慶應義塾大学非常勤講師。タイ料理をこよなく愛し、アピチャッポン映画の大ファン。著書『辺境のフォークロア』、編著『国境を超える現代ヨーロッパ映画250移民・辺境・マイノリティ』、共著『アジア映画の森』『アジア映画で＜世界＞を見る』など多数。「山形国際ドキュメンタリー映画祭2015」コーディネーター。

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	モデレーター：ゴン・リッディー氏映画批評家・バンコクポスト紙「LIFE」編集長英字新聞・バンコクポスト紙「LIFE」編集長。映画批評家・ドキュメンタリー映画作家・タイ国立フィルムアーカイブ役員。19年以上、バンコクポスト紙での映画批評及びコラムを執筆。共同脚本の映画『孤島の葬列』（2015、ピムパカ・トーウィラ監督）が第28回東京国際映画祭にてアジアの未来作品賞を受賞。

上映作品情報

（1）	オープニング：『ラブ＆ピース』　園　子温（2015、107分）
（2）	『潔く柔く』　新城　毅彦（2013、127分）
（3）	『百瀬、こっちを向いて』　耶雲　哉治（2014、109分）
（4）	『ちゃんと伝える。』　園　子温（2009、109分）
（5）	『すべては君に逢えたから』　本木克英（2013、106分）
（6）	『ジンクス！！！』　熊澤　尚人（2013、122分）
（7）	『脳内ポイズンベリー』　佐藤祐市（2015、121分）
（8）	『近キョリ恋愛』　熊澤　尚人（2014、118分）
（9）	『恋人たち』橋口亮輔（2015、140分）