日本の贈り物 心を形にして ― 日本における贈答の美 ―

海外初公開

海外巡回展 日本の贈り物 心を形にして

― 日本における贈答の美 ―

バンコク

[期 間]2021年3月18日(木)~4月25日(日)
10:30 – 19:00
(毎週月曜及びソンクラーン祝日中は休館)
[オープニング]2021年3月18日(木)
16:30より一般公開開始
[入場料]無料
[会 場]TCDCバンコク 1階ギャラリー
The Grand Postal Building, 1160
Charoenkrung Road, Bangrak,
Bangkok 10500
BTSサパーンタクシンより徒歩15分。
中央郵便局と同じ建物です。
会場直通電話番号: 02-105-7400 ext. 213, 214 (月曜休館)
TCDCオフィス: 02-105-7441 (月曜から金曜)

コンケン

[期 間]2021年5月5日(水)~6月30日(水)
10:30 – 18:00
(毎週月曜休館)
[オープニング]2021年5月5日(水)
17:00より一般公開開始
[入場料]無料
[会 場]TCDCコンケン
123 Mitrapab Rd.,
Amphoe Muang Khon Kaen,
Khon Kaen 40002 電話 043-202396
白綸子地蓬莱模様打掛
江戸時代中期

国際交流基金バンコク日本文化センターは、クリエイティブ・エコノミー・エージェンシー(CEA)とともに海外巡回展「日本の贈り物 心を形にして」展を開催します。本展は2021年より新たに始まるシリーズで、タイが初めての海外開催となります。

共立女子大学博物館の長崎巌館長の監修の下、日本における贈答の美をテーマとして構成された展覧会で、日本における贈答儀礼を広義にとらえ、贈られるものに見られる特徴や美しさ、その多様性を、贈答儀礼の背景にある日本人の思想とともに紹介いたします。

日本において「贈答」は、単に人にものを与える、渡すという行為ではなく、相手の幸せを願う思い、相手に対する感謝の気持ちの表現として、様々な形をとりながら長く行われてきました。贈り物の模様、デザイン、色、材質、製造方法などのすべての要素が贈り主から受け取り手への気持ちを反映しています。なぜ、花嫁の両親は松竹梅や鶴亀の吉祥文様が施された白無垢を娘に贈るのでしょう。なぜ、日本人は袱紗や風呂敷で贈り物を包むのでしょう。子どもの健やかな成長を願って親は子どもに何を贈るのでしょう。なぜ、羽織や半纏には家紋や屋号が配してあるのでしょう。

これらの質問に対する答えはこの展示会の中にあります。90点以上の展示品が人生の節目に応じた4つのエリアに分けて展示されています。様々な展示品から贈り主の心を感じ取っていただけるでしょう。

紺木綿地宝船模様万祝
明治~大正時代

第1章 婚礼をめぐる様々な贈答
婚礼のために用意される衣装やしつらえ、祝いの贈答にかかわる品々には幸せを祈る心が多様な形で表現されています。

第2章 心を込めて包む 袱紗と風呂敷
「包む」という行為に込められた日本人の心を読み解き、また風呂敷と袱紗の模様から日本人の美意識をうかがいます。

第3章 親から子への贈り物
子どもの健全な生育を願って親から子へ贈られる物には、日本文化における親の子に対する愛情表現を見ることができます。

第4章 絆を強めるための贈答
主従関係や雇用関係にあるもの、さらに同一地域の住民がお互いの絆を確認するために用いた贈答品を紹介します。

この機会にぜひ、お誘いあわせの上、ご鑑賞ください。
※展示品のキャプション(説明文)は英語とタイ語ですが、受付にて日本語のパンフレットをご用意しております。

主催:

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後援:

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