レストレーション・アジアV

~アジアの視聴覚遺産の保存をテーマとしたテクニカル・シンポジウム~

レストレーション・アジアV

[日時] 2018年4月6日  [会場] リドシアター@サイアムスクエア

 

 

 

レストレーション・アジアはSEAPAVAAのイニシアチブで始まったシンポジウムで、2012年にベトナムのホーチミン市で始まり、続いてタイ、シンガポール、日本と各都市を舞台に、アジア内外のアーカイブズ、技術サービス等の専門業者がアジアの視聴覚遺産を保存するための様々な対策を取り上げてきました。

 

第5回目となる本回では、国際交流基金バンコク日本文化センターおよびタイフィルムアーカイブ共催の下、再びタイのバンコクを舞台に、日本からは東京藝術大学講師・株式会社アルプスピクチャーズCEOの三好大輔氏および、㈱IMAGICA新井陽子氏・中村謙介氏をゲストスピーカーとして招待し、映画の復元と保存をテーマとした講演と、第7回カンヌ国際映画祭グランプリを獲得した衣笠貞之助監督作品『地獄門』(1953年)を題材に、フィルム修復に関するデモンストレーションを行いました。講演後は同作品の上映会も実施され、美しく復元されたフィルムを実際に観賞することができる貴重な機会となりました。

 

 

レストレーション・アジアV開催報告

 

[講 師]     中村謙介氏(㈱IMAGICA)、新井陽子氏(㈱IMAGIC––A)、三好大輔氏
※下記プロフィール参照※

[日 時]      2018年4月6日

[会 場]      リドシアター(サイアムスクエア)

[参加者]       82名

 

中村謙介氏

㈱IMAGICAにてレストレーションスーパーバイザーを務める。

主にデジタルレストレーション業務を担当しながら、累計5,000本以上の作品の修復や、デジタルレストレーション用のシステム設計やワークフロー提案などを行う。

新井陽子氏

㈱IMAGICAにてレストレーションスーパーバイザーを務める。

主にデジタルレストレーション業務を担当しながら、累計5,000本以上の映画やアニメーション、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルの作品の修復を行う。

三好大輔氏

映像制作会社、広告制作会社を経て2005年 映像作家として独立。2008年より、東京藝術大学美術学部デザイン科講師。伝統工芸、伝統文化の映像による記録保存活動のほか、近年は一般の人たちが記録したホームムービーの収集/保存/修復/公開など、日本各地で地域映像アーカイブを立ち上げ、過去の映像を後世に繋いでいくための活動に力を入れている。2015年、映像制作会社 株式会社アルプスピクチャーズ設立。(www.alps-pictures.jp)

 

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