いわさきちひろと日本の絵本展
~ちひろ美術館コレクションより~
10月5日(日)~11月16日(日)@BACC
タイ初開催・いわさきちひろ展 「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」
©いわさきちひろ、赤い毛糸帽の女の子、1972年 |
国際交流基金バンコク日本文化センターは、安曇野ちひろ美術館との協力のもと、タイで初開催となる「いわさきちひろと日本の絵本」展を開催いたしました。タイ語にも翻訳された『窓際のトットちゃん』のイラスト他、いわさきちひろ代表作・55点とともに、日本の絵本文化の歴史や現在についての展示を行いました。
子どもを生涯のテーマとして描き続けた画家であり、にじみやぼかしを生かした独特な水彩スタイルでいわさきちひろが描いた子どもや花は、今もいのちの輝き、平和の大切さを語り続けています。
展覧会オープニング日には、安曇野ちひろ美術館副館長・竹迫祐子氏による、日本の絵本文化といわさきちひろに関するトークも行い、その独特かつ美しい世界観を披露することができました。
©いわさきちひろ、蝶の舞う野原、1968年 | ©いわさきちひろ、『ひとりでできるよ』より、1956年 |
いわさきちひろ(1918~1974)
福井県武生市(現・越前市)に生まれ、東京で育つ。東京府立第六高等女学校卒。藤原行成流の書を学び、絵は岡田三郎助、中谷泰、丸木俊に師事。1946年 日本共産党に入党。1949年、紙芝居『お母さんの話』を出版、翌年文部大臣賞受賞。1950年松本善明と結婚、翌年長男猛を出産。1952年、下石神井 (東京・練馬)に自宅兼アトリエを建てる。1956年小学館絵画賞(現在の小学館児童出版文化賞)、1961年産経児童出版文化賞、1973年『ことりのくるひ』(至光社)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞等を受賞。1974年肝ガンのため死去。享年55歳。その他の代表作に『おふろでちゃぷちゃぷ』(童心社)、『あめのひのおるすばん』(至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)などがある。 |
展覧会情報: | |
◆会期: | 10月5日(日曜日)~11月16日(日曜日) |
◆会場: | バンコク芸術文化センター(BACC) 3~5階(壁面展示スペース) |
◆オープニング: | |
10月5日(日曜日) バンコク芸術文化センター 5階(BACCショップ前) 16:00~ オープニングセレモニー 17:00~17:30 オープニングトーク「日本の絵本の歴史-絵因果経絵巻から、いわさきちひろまで-」 (安曇野ちひろ美術館 副館長 竹迫祐子氏) |
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◆来場者数: | (オープニング)250名、(会期中)1,472名 |
イベント写真一覧:
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主催団体:
主催:安曇野ちひろ美術館、国際交流基金バンコク日本文化センター
共催:バンコク芸術文化センター(BACC)