J-Talk: Diggin’ Culture #02
『物語を旅する』
観光の新たなかたち:コンテンツツーリズムが広げる地域の可能性
語り手:増淵 敏之(法政大学大学院政策創造研究科教授)
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主催:国際交流基金バンコク日本文化センター
国際交流基金バンコク日本文化センターは、タイの方々に、日本の文化・社会についての知識・理解を「もう1歩」進めていただくことを目的に、カジュアルなトーク・シリーズ「J-Talk: Diggin’ Culture」を実施しています。
シリーズ2回目となる今回は、ソニー・ミュージックエンタテインメントでの仕事を経て、現在コンテンツツーリズム学会会長を務められている、増淵敏之 法政大学大学院政策創造研究科教授にご登壇いただきました。
昨今、日本では、マンガやアニメなどの作品の舞台となった場所に実際に訪れることを表す「聖地巡礼」、そして、「コンテンツツーリズム」という言葉をよく耳にするようになりました。コンテンツツーリズムとは何なのか、その歴史を振り返りながら、こうした観光行動に見られる日本人性や、地域活性化・地方創生の未来に与える影響について考察しました。
語り手プロフィール
増淵 敏之(ますぶち としゆき)
1957年、札幌市生まれ、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。NTV映像センター、AIR-G’(FM北海道)、東芝EMI、ソニー・ミュージックエンタテインメントにおいて放送番組、音楽コンテンツの制作及び新人発掘等に従事、現在、法政大学大学院政策創造研究科教授、コンテンツツーリズム学会会長、文化経済学会〈日本〉理事長、希望郷いわて文化大使、小田原市政策戦略アドバイザーなど公職多数。専門は文化地理学、経済地理学、主な著作に2010年『物語を旅するひとびと」』(単著、彩流社)、『欲望の音楽』(単著、法政大学出版局)、2012年『路地裏が文化を作る!』(単著、青弓社)、『きょうのごはんは“マンガ飯”』(watoとの共著、旭屋出版)など多数。