西加奈子先生トークイベント
タイ人作家との鼎談録 “Creative Rebels?” が下記リンクよりご覧いただけます。
ภาษาไทย: นิชิ คานาโกะ_CreativeRebels
English:Nishi Kanako_Creative Rebels
日本語:西加奈子×タイ人作家対談
西加奈子先生トークイベント
2019年11月16日@チュラロンコーン大学文学部
2019年11月17日@ネルソンヘイズライブラリー・バンコク文学フェスティバル
『サラバ!』で直木賞を受賞された、西加奈子先生をタイ・バンコクにお招きし、2019年11月16日から17日にかけ、チュラロンコーン大学およびネルソンヘイズライブラリーにおいてトークイベントを実施しました。チュラロンコーン大学でのイベントでは、同大のドゥアンテム・クリスダーターノン先生と翻訳家のマッタナー・チャトゥラセンパイロート氏をモデレーターに迎え、西先生の作家になるまでの歩みや背景、現在の暮らしについてお話を伺いました。イベントの最後には、同大文学部で現代日本文学を学ぶ生徒たちからの質問コーナーもあり、西先生の小説に潜む社会的・文化的問題について意見が交わされました。
11月17日には、バンコク文学フェスティバル内で、2つのセッションにご参加いただきました。一つ目は、タイ人作家のウティット・へ―マームーン氏とアヌソーン・ティパヤーノン氏および女優のインティラー・ジャルンプラ氏と登壇された、“Creative Rebels?(クリエイティブな反逆?)” 、二つ目は、アット・ブンナーク氏を通訳兼対談相手に迎えた単独セッション “Dialogue with Kanako Nishi(西加奈子との対話)”でした。
Creative Rebels?
西先生をはじめ、アヌソーン氏、ウティット氏は、執筆以外の表現方法でも活動されており、日本とタイでクリエイティブ精神を発揮されている方々という共通点もあってか、鼎談に花が咲きました。インティラー氏を交えたトークでは、これら3人の表現者がインスピレーションについて語ったり、実験的な試みが自身の作品にどう影響するのかということについて話したりする場となりました。
Dialogue with Kanako Nishi
2つ目のセッションでご登壇いただいたアット・ブンナーク氏は、日本文学を多数翻訳している出版社”J-Lit Publishing”の共同設立者兼翻訳者でいらっしゃいます。同氏と西先生はタイと日本の社会的・文化的違いから、私生活の話まで広いトピックにわたって対談を行いました。
2日間、計3つのセッションにわたる本事業は、西先生初のタイでのイベントでしたが、成功裡に幕を閉じ、聴衆の皆様からはたいへん好意的なコメント・反応をいただくことができました。